自動販売機価格の仕組み

新品の自動販売機の価格って幾ら?
自販機価格の真実をお教えしましょう。

新台20セレ(20商品入るタイプ)で約50~60万。
25セレ、60万~65万、30セレ、70万以上はします。

ところがメーカーの場合、だいぶ違ってきます。
年間数万台もの自販機を購入するわけですから、
自動販売機製造メーカーも飛びっきりの価格を出してくれます。

20セレで30万以下でイケるそうな、
個人で購入する場合の半値以下が普通。
だからこそ、、、売れない場所にもドンドン設置しているんでしょう。
最近は特に不況が進んでいるので20数万でも買えるとか、
信じられない低価格自販機が増えていると聞きます。

あと、薄型や小さな自販機は安いと思うかもしれませんが、
実際には安くなりません。
かえって生産台数が少ないので高くなるのです。
だから中古自販機も同様、薄型機種は安くなりません。
価格よりも調達自体が難しいので、常時売られてもいません。
需要と供給のバランスで価格が動いてるのです。

景気のよかった頃は、メーカーの自販機リースは5年ぐらいで終了。
その後、リース会社から白ベンダー市場へ流れてきたので、
台数も豊富、価格も安めと、良い市場だったのですが、
今ではメーカーもコスト削減を追及していて、
大体、7年ぐらいはリースの再リースをしています。
飲料メーカーがリースを長く使用する分、
我々、中古自動販売機市場に流れる数が減っているのが現状なのです。

ドリンクメーカーの売上の4割から5割近くは自販機の売上と言われてます。
ダイドーに至っては、売上の7割以上はあるとも聞きます。

100円自販機の台頭は確実にメーカーを脅かしているのです。